ブログ

第18竜神丸様 上架整備工事

今回のブログは第18竜神丸様の上架整備工事について記載したいと思います

第18竜神丸様は県内の粟島で定置網漁を行っている会社様です

粟島って新潟県の離島だよね?
そうだよ、新潟県最北の自然が豊かで一度は訪れたい島だよ

下記に公式HPリンクを貼っておきます

粟島定置公式HP

では上架作業を行っていきます

上架後の高圧洗浄前状況写真です↓

次は高圧洗浄作業を行っていきます

高圧洗浄後です(工場引き入れ後です)

続いてサイドスラスターを入れ替えますので、古い方を撤去していきます

撤去後です

新品のスラスター入荷しました

早速取付してこの作業は終了となります

次は塗装を少し見ていきます

プロペラもペラクリーンを塗布するので、磨いていきます

↓塗装後になります

工場内で作業するので、塗装もメリットがあります

さらに詳しく

天候に左右されずに塗装作業が進むので、工程がずれにくい

 

屋内作業のメリット

  • 風や雨などが遮れるので、溶接がしやすい環境になる
  • 夜間であっても、照明の確保が容易
  • 屋内保管の為、セキュリティが安心
  • 急なクレーンを使う際に、対応が可能(天井クレーン使用出来る)

続いて燃料作動油を入れ替える為、オイルを手配します

ドラム缶=200L

ペール缶=20Lです

ココに注意

水と万が一混ざっていると乳化して白くなっている状態になる

今回はそのような状況じゃないので安心です

ちなみに白く乳化している場合はどうするの?
可能であれば何回か新しいオイルを入れて、回して入れ替えるのがベストだよ
エンジンオイルで言う所の、フラッシングという事だね

次は

擦れ材連結板クラック補修の為 各部溶接をおこなっていきます

次は船首部キール部の肉盛り溶接を行います

肉盛り溶接??
溶接は聞くけど、肉盛りって?ま、まさか
大丈夫、溶接の代わりに肉をセットするわけじゃないから 笑

肉盛り溶接とは

金属の表面に溶加材を溶接し、補修や耐久性向上を図る技術。 主に表面改質や、摩耗・腐食による損傷箇所の補修・形状復元が目的

後は少しFRP作業を載せてブログを終了したいと思います

  • キャプスタン下部

FRPの積層後は塗装も行っていきます

  • ロープホルダー下部

  • 魚層内部クラック補修 (左 作業前=右作業後)

  • キール部ロープ擦れ補修

修理範囲は広くないですが、箇所が多いので少しずつ補修していきます

その他他にも若干作業はありますが省略させていただきます

最後に工場から引き出して、下架を行います

下架前の作業後写真です

綺麗になりました

下架をしていきます

下架も無事終わりましたので、この紹介は終わりたいと思います

船主様は戻り次第、これから網の入れ替えを行うとの事

弊社としても大漁を祈願しつつ、無事に日々の安全な操業をこちらからも祈っております

 

-ブログ

© 2025 東和造船株式会社 Powered by AFFINGER5