今日はとある船の燃料配管の一部新替と、再利用作業を簡単ですが記載したいと思います
まずは今回の該当箇所の部分です
手際よく配管を外していきます
配管を外すと下記のような感じですね
配管の脱着に関して、必要な所はメクラ(上記画像 茶色の蓋)をします
メクラとは
液体や気体の流路などで、不要な穴を塞ぐために用いられる蓋のこと
メクラ加工をするとかメクラ蓋をするという言い方が多いかもしれません
メクラ加工しないと、液体などが流れ出るので重要な蓋という事になりますね
取り外して工場へ持ってきた配管がこちら↓
今回は配管で黄色い印部分は再利用で、それ以外の部分を新規製作となります
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1既存配管の型をとる
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2再利用する配管部分を切断
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3新規製作配管の材料を手配し、溶接していく
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4配管製作後は酸洗いに出す
酸洗いとは
硫酸や塩酸などを使用し、金属表面の汚れや酸化物を除去し、クリーンな表面を作るための表面処理、化学洗浄処理方法の一つ。
酸洗いを行うことで、金属表面のスケールと呼ばれる酸化皮膜、錆び、細かなスパッタを綺麗に取り除くことが可能
もちろん酸洗いは、弊社では出来ないので専門の業者様へ依頼し処理をおこなってもらいます
酸洗い出す前に、もう一つ作業がありましたので簡単に記載しておきます
水圧テストです(溶接部分から漏れないかなどのテストですね)
下記が水圧テスト風景です
規定の圧力をかけて、放置しておきます
今回も作業は問題なかったので、次は酸洗いです
上記は酸洗い後になります
その後は塗装を行っていきます
塗装後は係船場所の船の方へ行って復旧して終了となります