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海面清掃船(定期上架整備)

またまたブログの更新の期間が空いたみたいだけど、今日は何の記事?

今日は海面清掃船の定期上架整備を少し見ていきたいと思います

この船は数年前に弊社で建造した船になります

船の役割は、港のゴミや流木その他を回収し、港湾を綺麗にする事です

では早速を上架していきます

上架後は高圧洗浄を行っていきます

特にこの船は自らゴミの中に入っていくので、ゴミが篭のレール部に挟まったりするよね

高圧洗浄中です

洗浄後は塗装の為のケレン作業を先にしてしまいます

ケレン作業後は工場内に引き入れ、塗装に関しては下塗りから行っておきます

塗装に関しては後は作業省略させて頂きます

では今回は燃料のエア抜き及び張り込み管の取替がありますので、少しこの作業を見ていきたいと思います

画像だとよくわからないと思いますが一部エア抜き配管は腐食をしており小さい穴が開いております

今回は片舷2本 合計4本の配管を新替していきます

とここでクイズです

下記の写真は燃料を抜いている一部なのですがどうして燃料を抜くのでしょうか?

船を軽くするため?
でもそれなら上架前に抜いた方がいいよね?
燃料を抜く意味?分からないなー
では今回の工事での意味は

答え

燃料配管取替の際に溶接を行うから

溶接したさいに火花が出たり落ちたりしますよね?その際に落ちた火花の所が燃料であれば大惨事になります

そうゆう火災を防止する意味で当たり前ですが、可燃性の燃料を抜いたという事になります

ただしこれは作業する部分の所が燃料タンクの上部だったので、そうゆう事ですが、作業位置や燃料の位置によって違う場合がありますのでこれは船と作業次第にはなります

上記の画像を見てください

左は燃料タンクのマンホールを開放したところです

右はアクセスする場所にファンを用意している所です

さてここでクイズです

何故ファンを用意するのでしょうか?

作業する際に少しでも涼しく風を当たりたいから
違います
夏じゃないけど風を浴びて夏を感じながら作業を・・・・
違います

答え

タンク内部及び作業区画の換気を良くしてから作業を行う為

現場で作業される方は十分ご存じですが、一酸化炭素中毒などの区画で作業する前の換気や作業場所のテスターによる測定というのは非常に大事な事です

むしろ目に見えるものであれば危険性が予測出来ますが、目に見えない物は非常に注意が必要です

よって半日程度ファンを回して内部の換気をまずは行います

その後は各配管を切断していきます

下記は切断後です

切断後は新しいパイプを製作し溶接を行っていきます

最後は塗装を行い、燃料を復旧してこの作業は終了となります

後は細かいですがクーリングファンの交換を行う所を見てみると

旧クーリングファンを外していきます

新しいファンが入荷しました

後は取り付けを行い作業は終了です

新品で綺麗になったね

次は各部の亜鉛を取り換えます

新品の亜鉛入荷しました

急に取替後の写真ですが一部記載すると

作業完成ですね

後は海水箱の目皿を取り外して内部を清掃、塗装し復旧も見ていくと

画像は一部ですが目皿を取り外し清掃後になります

それから塗装を行い目皿を復旧し作業は終了です

そういえば塗装後の写真はあるの?

下記は篭の昇降部のかごを取り外した状態での喫水下部分の塗装後になります

塗装後はかごをまた復旧していきます

その他にもエンジン関係の

エンジンオイル交換やエレメント、油圧オイル漏れ確認や操舵装置などの確認、機関部の整備は色々行ったのですが全部割愛させていただきます

最後に一枚下架の写真を

今回は短いですがこのくらいにしておきたいと思います

 

 

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